マタニティーブルー・産後うつ  
妊産婦の死亡原因1位は『自殺』という悲しい現実について


妊産婦の死因に自殺が多いという話は医師の間では語られていたと言います。今回国立成育医療研究センターの調査によって
それが本当の事であると裏付けられました。2015年~2016年の二年間に死亡した妊産婦の3割が自殺によって死亡している
ことが発表されたのです。

このショッキングな結果をどう受け止めるべきか、社会全体での取り組みが必要なのではないでしょうか?
自殺の要因としては、経済的な困窮・高齢出産・産後うつ等が大きく関わっているとされています。
国立成育医療研究センターの森医師は『把握できているのは一部で、もっと多い可能性もある。
産後うつや他の精神疾患があるか人、不安を抱える妊産婦を地域的に支える事が必要』と述べています。

誰もが『幸せだろう』と思う妊娠や出産により、妊産婦のホルモンバランスや環境の急激な変化、
育児での孤独等の要因で、お腹の子を道連れに、あるいは乳飲み子を残して自殺をしてしまう。
これほど悲しい事が、家族そして社会にどれだけの影響を及ぼすか、考えてみる必要があると言えるでしょう。

マタニティブルーについて
マタニティブルーは一般的に、妊娠中に現れる感情の変化を指し、妊娠初期と後期に、その症状が良く見られると言われています。

症状の一例
出産や子育てに対して不安を感じる。
涙もろくなり、理由もなく泣いてしまう
何に対しても興味が薄れる
自分自身を情けないと責める
イライラしてしまう
外出したくなくなってしまう

原因
妊娠によってホルモンバランスが急激に崩れる事が原因になっていることが多いと言われます。少しでも心身の不調を感じたら、
一人で抱え込ますに周囲の人や医師、助産師さんなどに相談するように心がけて下さい。
我慢はせずに周りの助けを借りくことが大切です。


産後うつについて
産後うつとは、産後に現れる打つ症状の事を指します。育児に対するプレッシャー・不安・ストレスが溜まって発症する、
一種のうつ病だと言われています。時期や長さには個人差があると言われており、産後2~4週で発症する場合が最も多く、
人によっては1~3ヵ月が過ぎ来てから症状が出る人もいると言われています。

症状の一例
特に理由もないのにイライラする
落ち着かない
考えがまとまれず、家事や何かしなくてはならない事にとても時間がかかってしまう
気分が沈んで、涙が止まらない
不眠・過眠の症状が出る
食欲不振もしくは過食になる
周囲の人、赤ちゃんや夫に辛くあたる
全ての事が自分に責任がある、自分が悪いと考えてしまう
不安で仕方がない
人との交流が面倒になる
以前は好きだったものに全く興味がなくなる
頭痛・息切れ・動機・息苦しさ・肩こり等がひどくなる

治療について
症状によっては治療が必要な場合があります。症状の長期化、重症化がみられる場合には心療内科等で
カウンセリングや薬物治療を行うこともあります。
何よりも、一人で悩みすぎない・考えすぎない・相談できる人に相談する・頑張りすぎない・
完璧にしようとしない、等、心に余裕が持てる様、育児に対して神経質になりすぎないことが大切です。

妊娠・出産、それは本当に本当に女性にとって大変な事ではありますが、
何よりも新しい命を育む喜びを感じながら、マタニティーライフを過ごす事が大切なのではないでしょうか?

また周囲の人も、ちょっとした心遣いで、暖かく妊産婦の方を見守ってあげる努力をする必要があるのではないでしょうか?

自殺してしまう妊産婦さんがこれ以上増えない様に、社会全体で取り組む事が重要だと言えるでしょう!




 

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