生理の仕組みと妊娠について

生理の仕組み

生理は不要になった子宮内膜が体外に排出される事をさします。
女性は、約1か月に1回、卵巣から卵子を排出します。これが排卵です。
また排卵に合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待つのです。
しかし、卵子が受精しなかった場合は、子宮内膜が必要なくなるため、剥がれ落ちて
体外に排出されるのです。

排卵と生理の周期に大きな影響を与えているのが、女性ホルモンです。
生理が終わってから排卵までは排卵ホルモン(エストロゲン)の分泌多い時期で、この時期を排卵期と呼びます。
排卵後から生理までの間は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が多くなり、この時期を黄体期と呼びます。

生理周期の数え方

生理の処理が生理周期の第一日目、それから次の生理の前日までの日数が月経周期となるのです。

生理(1週目)
受精しなかった時、両方のホルモンの分泌は低下し、子宮内膜が剥がれ落ち、血液と共に体外に排出される。
卵胞期(2週目)
卵巣の中の卵子の元となる原始卵胞が成熟し、成熟卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)が多く分泌されるため、子宮内膜が厚くなります。
排卵(3週目)
成熟卵胞から卵子が排出され、これを排卵と言います。
黄体期(4週目)
排卵後の卵胞が黄体に変化、この黄体からは黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌され、その作用で子宮内膜はより厚く、
妊娠に適した状態となるのです。


            生理→卵胞期→排卵→黄体期→生理 これが月経周期となります。


正常な経血の量について
生理の時に排出される血液のことを「経血」と呼びますが、一般的には1回の生理の時に20~140ml程度の経血が出ると言われています。
経血量は個人差がありますが、経血量が異常に多い場合を月経過多、以上に少ない場合を月経過少と言います。

月経過多は、経血量が140mlを超える量の場合をいい、1時間でナプキンを交換しないと経血が漏れてしまったり、レバーのような血の塊が
排出されることもあります。この場合、子宮筋腫・子宮内膜症の疑いもありますので、婦人科での早目の検査をお勧めします。

また、経血量が20ml以内、1~2日で生理が終わってしまう程、経血が少ない時には、無敗排卵性月経の可能性もありますので、
この場合も早めに婦人科の検査を受けるようにしましょう。


生理のトラブル

生理が遅れる原因

妊娠の場合
規則正しい生理周期が突然乱れ、1週間以上遅れている場合は、妊娠の可能性があります。
生理不順の方の場合でも、前の生理から4週間、生理予定日から2週間以上たっても生理が来ない場合は、
妊娠の可能性を考えた方が良いと言えます。

ストレス
ストレスによって女性ホルモンのバランスを崩し、排卵が遅れる事によって整理も遅れてしまうのです。
特に無理なダイエットや睡眠不足、激し運動などはストレスにつながりやすいので注意しましょう。

薬の副作用
薬の中には副作用として月経不順をもたらすものもあります。説明書もしくは医師や薬剤師に相談、確認をしましょう。

病気
3か月以上生理が来ない場合には無月経という病気の可能性があります。卵巣の機能異常・ホルモン以上といった病気に
なっている可能性もあるため、早めに婦人科で検査を受けましょう。

生理痛について

生理痛も個人差がありますが、生理痛が酷い人は、日常生活に支障をきたす場合もあります。生理痛は当たり前の事とは考えずに、
不調と要因も人によって異なるため、我慢せずに、原因などを正しく理解し対処することが大切だと言えます。

生理痛の大きな要因となっているのは「プロスタグランジン」という物質です。プロスタグランジンとは生理活動に影響を与えるホルモンの一種で、
子宮を収縮させ、子宮内膜が剥がれ落ちる時の血液を体外に排出させる働きをします。
このプロスタグランジンには、体を痛みに反応しやすくする働きがあるため、多く分泌されると生理痛が酷くなるようです。
特に20代半頃までの女性は子宮が未発達な状態で小さく、経血の出口である子宮口の周りが硬くて狭い為、経血を排出させるために
プロスタグランジンの分泌量が多くなりがちだと言われています。従って年齢を重ねて子宮が充分な大きさになれば、痛みは弱まると言われています。






 

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