赤ちゃんの手~赤ちゃんの手に秘められたすごい力!!!

今回は赤ちゃんの手に関するお話です!

可愛い赤ちゃんの手のひらにはたくさんの神経が通っています。

目をつぶって物に触れた時、手の平だとそれが何か想像することができますが、ほかの部分でさわってもよくわからないですよね。赤ちゃんが何でもなめたがるのも口や舌の感覚が鋭敏なためなのです。手や口にはたくさんの神経が通っているからできることなんです。

たくさんの神経が通っている手指。それを小さなころから鍛えることは、単に手先が器用になることだけでなく、脳の発達にも繋がっているのです。

【赤ちゃんの手の動き 握るということ】

産まれたばかりの赤ちゃんの手のひらに指を乗せた時に

ぎゅう~っと握り返されたら、とても嬉しくて幸せな気持ちになれますよね!

これは『把握反射』と呼ばれるものですが、新生児から生後3ヵ月までに見られる

無意識的な反応なのです。

本来赤ちゃんは『何かを握る』能力を持っているのです。

でも、この反射は、赤ちゃんの手の平に物が触れた時に起こる反応で、

生後、4~6カ月頃に自然に消失していくそうです。

握る又はつまむ つかむ こういった動きは赤ちゃんの知育・遊び・更衣・食事・排泄のような日常生活に欠かせない動作となります。

把握反射が無くなると、赤ちゃんは

自分の意思で何かをつかみたがる仕草を見せるようになります。

例えば、布やガーゼ等軽いものを握らせてあげて、

引っ張ってあげると、赤ちゃんは引っ張り返します。

この引っ張り合う動きによって、

赤ちゃんは好奇心や期待心を刺激されるようになるのです。

では次に月齢別に手の発達の流れを見ていきたいと思います

【1か月~2か月ごろ】


  1ヶ月を過ぎる頃から、握られていたこぶしがすこし開くようになり、リズミカルにひじの曲げ伸ばしを行うことができるようになります。よく見る人の顔を認識し始める時期でもあります。その証拠に、ママやパパが顔を近づけて微笑みかけると、機嫌のいい時は手や足がパタパタと嬉しそうに動かします。

 2ヶ月に入る頃には、手に何かを触れさせると、握って上下に降ることができるようになります。ガラガラなど音の出るおもちゃを持たせたり、手首につけてあげたりすると、腕の動きに合わせて音が出ることを喜びます。

 また、ある程度自分の意志で手を動かせるようになります。手を顔の前にもってきて、じっと見つめることが出てきます。赤ちゃんが自分の手をじっと見つめる行為は、ハンドリガードと言って、赤ちゃんが自分の手の存在に気付いたという成長の証しです。手を動かす感覚を感じると同時に、目の前の手が動く現象を観察することで、赤ちゃんは少しずつ手が自分の体の一部だと認識していきます。

                

 手を口へ持っていき、指やこぶしをしゃぶることができます。口でしゃぶる動きと、手に感じる感触とが連動するのを体験しながら、やはり手が自分の体の一部だという認識を促進されます。
 

 こぶしを始め、おもちゃやタオルなどいろいろなものをしゃぶることで、さまざまな雑菌を体内に取り入れます。身体に取って有用な菌もたくさん取り入れ、健康な腸内の細菌バランスを形成する上で大切なプロセスです。このため、赤ちゃんのなめるものをいちいち消毒したり洗ったりするといったことは必要ありません。

【3~4か月ごろ】

 赤ちゃんが手をグーパーする手の開閉の動きを、自分の意志どおりにできるようになります。手を胸の前でくむ姿も見られるようになります。

 手のひらの感覚が、目覚ましく発達し、ザラザラしている、ツルツルしている、ブツブツしているといった物の感触を楽しむ時期だと言えます。まだ自分から欲しいものに手を出すことはできませんが、おもちゃなどを持たせてやるとしゃぶったり振ったりするようになります。

              
 

 手をある程度イメージした通りに動かせるようになる=赤ちゃんが明確な意志をもつようになった証拠なのです。ママやパパの動きを観察したり、抱っこを求めて甘え泣きをしたり、思うようにしてもらえないと怒ったような泣き方をしたりするようになります。

 この時期には、人とのコミュニケーションを楽しむ力が発達する時期です。

【5~6ヶ月ごろ】

 この時期、赤ちゃんは自分自身の身体のイメージを完成させます。身体のイメージとは、手や足を自分の一部であると認識し、自由に動かせる感覚を言います。ちょうど寝返りやえびぞりのポーズをする様になる頃です。

 この時期に、赤ちゃんは初めて自分自身の身体を認識できるようになります。自分と他人の区別がつくようになるのです。

 まず、物と人の違い、物は勝手に動かない事を理解するようになるのです。従って欲しい物へがあると自分から手を伸ばすようになります。慣れないうちは1回ではつかめませんが、徐々に指の使い方が上手になり、最初からつかめるようにまで発達します。

 また、鏡を見せてあげると、自分と家族が映っていることを認識できるようになります。まだ鏡の仕組みが理解できない為、鏡の裏側を不思議そうにのぞきこんだりもします。

【7~8ヶ月ごろ】

 おすわりをした状態で右手から左手へ物を持ち替えたり、おもちゃを太鼓のようにして遊だりと、徐々に手を使った遊び方を覚えていきます。

               
 この時期になると、指の動きが発達し、親指と他の4本の指を使ってものをわしづかみすることができます。特にママやパパが使っているものに興味津々で、何でも触りたがるようにもなり、何でも口に入れようとする時期なので、ママやパパは赤ちゃんが間違って飲み込んでしまいそうな物がないかどうか、注意してあげて下さい。

 併せて、腕や胸の筋力が発達することで、ハイハイでの移動が可能になります。ママが自分の側に居ないと不安な気持ちになり、ママの後追いを始める時期でもあります。

【9~10ヶ月ごろ】

 大体自分の意思通りに手を動かせるようになります。欲しいものがあれば、その物を指さししたりします。またとても好奇心旺盛な時期なので、どんなことにでも挑戦する意欲が育つ時期だとも言えるのです。

 そして、徐々に指先が器用になり、人差し指と親指を使って小さなものを摘まもうとしだしますし、両手に持ったものを合わせてパンパンと音を出したりする等、手指のコントロールも上手になってくるのです。いろいろな物の感触を五感で感じることが赤ちゃんの発達にとってよい刺激となります。

 

【11〜12ヶ月ごろ】

 指先の力加減がとても上手になり、リモコンのスイッチを押したり、小さな便の蓋をひねって開けたりするようになります。中でもスイッチをつけたり消したりする遊びは、とても喜びます。

 集中力も身についてくるため、積み木を重ねたり、物を出し入れする等の遊びに集中したりします。

 ですが、まだ口の中に物を入れる時期なので、くれぐれも赤ちゃんが誤飲等をしない様に。細心の注意をはらいましょう!

 単語を話す事はまだ出来ませんが、この頃にはママの問いかけのほとんどを理解する様になり、目的のある遊びができるようになります。

赤ちゃんの手の動きは、目覚ましい発達を遂げていきますが、寝返り、ハイハイ、一人歩きなどに比べるとインパクトが強いとは言えません。

そのため、毎日慌ただしく育児をしていると、いつの間にか、赤ちゃんの手の発達が進んでいて、親が驚かされることもあるでしょう!


しかし、赤ちゃんや子どもの成長・発達に応じた知育を実践したい場合は、手の動きの発達の概要を把握した上で知育を選ぶことが重要になります。

また、手の動きの発達は、病気や障害を見抜くための指標になることもあるので、気になることがあれば、早めに小児科の医師に相談する習慣をつけておくことも大切です。
 


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