妊娠後期の健康メモ



妊娠後期とは、妊娠8か月~10ヵ月、妊娠28週~40週を指します。
ママのお腹はますます大きく、重くなり、お腹の張りを感じる事も増えてくる時期です。ママのお腹が大きくなったという事は
赤ちゃんもそれだけ成長しているという事ですから、ママの子宮が押されて、胃がムカムカしたり、トイレが近くなる、下痢や便秘、むくみが出る等の
不快感を感じる事も多くなってきます。ここでは妊娠後期の過ごし方や気を付けたい事等についてご紹介していきます。

妊娠後期の赤ちゃん

ママだけでなくお腹の中の赤ちゃんも、この時期になると外の世界に出るための準備をどんどん始めているのです。

妊娠8か月の赤ちゃんについて

 個人差はありますが、この時期の赤ちゃんんは身長が約40㎝m 体重は1500g程度になります。
ママのお腹の中の羊水量が最も多い時期でもあり、羊水だけで800mlになります。赤ちゃんはこのままの羊水によって
肺の成長を促します。赤ちゃんはお腹の中では呼吸はしていませんが、呼吸様運動という、生まれた後の呼吸の練習を既に
始めていて、ママの羊水を吸ったり吐いたりしているのです。

 また心臓、肺などの内臓器官はほとんど完成して、赤ちゃんの体系は丸みを帯びてきて、だんだんと頭を下にした姿勢に
なってきます。骨格もほぼ完成して、筋力の発達に伴って神経の働きも活発になるため、赤ちゃんは自分自身で自分の動きを
コントロールして動くのです。ですから、ママは赤ちゃんの『胎動』をハッキリと体感できるようになります。『あ、今お腹を蹴った!』
『体の向きを変えたな!』という風に…とても神秘的ですよね!また、時たまピクピクっと感じるような胎動の時は、ママのお腹の中で
赤ちゃんが『しゃっくり』しているのです。しゃっくりが出るという事は横隔膜がきちんと機能しているという証になります。
こちらも個人差があるので、全くしゃっくりを感じなかったというママもいらっしゃいます。

 この時期には、赤ちゃんは聴覚も完成しているので、音が高いか低いか、大きいか小さいかも聞き分けられると言われています。その為、
聞こえた音に反応して心拍数が上がったりするようになります。

妊娠9ヵ月の赤ちゃんについて

 
この時期の赤ちゃんは、身長は約45㎝、体重は約2000gまで成長します。新生児とほぼ見た目は同じ状態に成長しています。
皮膚の赤みが消えてピンク色に、シワが無くなりふっくらした状態で、ママが想像する赤ちゃんの姿に近づいています。
また、お腹の中での赤ちゃんの位置が定まります。ほとんどの赤ちゃんは頭部を下にした姿で落ち着き、
手や足を体に引き寄せて体を丸めている姿勢でいます。ママもお腹が大きく張っているのと同じように、
赤ちゃんも成長に伴い子宮内の空間が狭くなって閉まっているので、胎動の時には、ママのお腹の表面に肘や膝が突き出ている感じや、
お腹が波を打つようになったりと、赤ちゃんの胎動が目で見える様になる程です。
子宮内の空間が狭くなっていても赤ちゃんは窮屈な思いをしているわけではないので安心しましょう!

 8カ月で音を感じるようになった赤ちゃんは、今度は光を感じ取るようになります。眩しい光に目を細めたり、表情が出てくるという訳です。
外の刺激に対して、笑う、泣く、怒る等を表情に出せるようになるのです。また指しゃぶり、羊水を飲む、あくびをする、キョロキョロする等
ママのお腹の中での生活をエンジョイしている感じです。ママのお腹の中での睡眠は、20分程度のペースで寝たり起きたりを繰り返します。


妊娠10カ月の赤ちゃんについて

 この時期の赤ちゃんは、身長が約50㎝、体重は3000g程度まで成長します。体の全ての器官が完成した状態になります。
口の周りの筋肉や歯茎も発達し、おっぱいを吸える状態になっているのです。いつ外に出ても生きていける様に準備は整った状態です。
赤ちゃんにはママから胎盤を通じて病気に対する免疫力が送られています。赤ちゃんが産声を上げ、へその緒が切られてから、
初めて赤ちゃんは自分で息を吸い、肺が大きく膨らむようになっているのです。

 赤ちゃんは頭部が下になる姿勢を取り、体全体を徐々にママの骨盤に向かって下ろしていきます。これまで羊水の中で動き回っていた赤ちゃんは、へその緒が首や胴体に
巻き付いていることがあるので、出産の際に赤ちゃんの首が圧迫される危険があるような場合は、しっかりと医師と分娩方法について相談を行いましょう!
 
 後は、赤ちゃんが外の世界に出てくるのを待つだけ!ですが、ここからママは大変な思いをすることになります。
今までも十分大変な思いをされたと思いますが、赤ちゃんが外の世界に出るために、子宮の収縮が起こるようになります。
お腹が張る感じだと言われています。このお腹の張りがだんだんと規則的になってきて、我慢できないような辛い痛みを感じるようになり、
その間隔が徐々に短くなってきたら、分娩の時が近づいているという事になります。不安な気持ちは沢山あると思いますが、焦らずになるべくリラックスできるようにしましょう。

 また、ママは出産のためにいつでもにゅいん出来る様身の回りの準備を整えておく必要があります。健康保険証・診察券・母子健康手帳・印鑑、
そして着替えや入院生活に必要な物を準備しておきましょう。陣痛が始まってしまうと冷静な判断力が無くなる可能性もあるので、
周りの家族の方とよく事前に相談をしておきましょう!

妊娠後期にママが気を付けるべき事

●なるべく一人での外出は避ける:出産予定日が近づいてきたら、いつどこで陣痛が始まってもおかしくありません。
ですから、長時間の外出や一人での外出は避けましょう!

●入院のための準備をする:出産するにあたって必要な育児用品と生活用品を準備しておきましょう。

●出産計画を具体的に立てる:早産の危険もあり、予定日がずれる可能性もありますので、前もって健康状態にあった分娩方法を選択し、
突然陣痛がきても焦らない様にしましょう。

●充分に体を休め、良く睡眠をとる:この時期には不安やストレスを感じやすくなります。出来るだけ気持ちや体を休め、睡眠をとるように心がけましょう。

●シャワーをまめに行う:赤ちゃんが産道を通りやすくするために、この時期にはおりものが非常に多くなります、一日に1~2回シャワーを浴び、
下着もこまめに取り換え、清潔を保てるようにしましょう!


赤ちゃんとの対面まであと少し!
ママの大きな愛で辛い時期を乗り越えましょう!



 

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